2013年6月17日月曜日

山都町『本田農園』のゆずみつ



熊本県の上益城郡山都町。ここは一般的に通潤橋なんかで有名な場所ですが、ここに「柚木(ゆのき)」という土地があります。その土地の名からも分かるように、自生した柚で昔から知られる場所らしく、いわば“柚の里”なのだとか。



ここで30年以上前から無農薬で柚を栽培されている『本田農園』があります。自家栽培した柚を使った柚子胡椒をメインに、他にもゆずみつ、柚ポン酢・・・など様々な加工品を販売している所です。

言わずもがな、柚子胡椒は柚の皮から作るスパイス。柚の皮を擂り下ろし、唐辛子と塩を混ぜて作るもの。・・・で、あれば、柚の皮が安全な方がいいのはきっと子どもにでも分かること。なのですが、なかなかここの柚木でも手間と暇をかけて無農薬で柚を栽培し、それを使った柚子胡椒を作る所はほとんどないそうです。



でもあらかじめ言っておくと、これはあくまで個人的な意見ですが(そして年齢とともに考え方も変化するでしょうけど)、正直にいってあまり細かすぎるほど潔癖に「オーガニック」や「無農薬」にこだわるのは好きな方ではありません。醤油や味噌、塩くらいなら、やっぱりしっかりしたものを使いたいけど、もう細かくあれこれ言い出したら今日の夕飯の支度が進まなくなってしまいます。・・・そしてしょうがなく、ドラモリに走ったりする自分がいたり。

ただ人間はなにより正直なもので、自分が本当に「美味しい」と思い、胸を打たれたものは不思議と忘れないし、すぐに人に勧めたくなるもの。本田農園の柚子胡椒、そしてなにより先日伺った時に飲ませていただいた「ゆずみつ」は・・・それはもう胸がときめく味でした。



これが無農薬の柚を使用しているからなのか、それとも本田農園の方々のめくるめく想いがこもっているからなのか、ただの自分の好みなのか、たぶんどれもその理由なのでしょうが、それより、ただ一人のまっさらな消費者として、ただただその煌めく美味しさに驚いたのでした。

・・・ということで、余計なステートメントをいれながらで長くなりましたが(笑)、今後、山都町の『本田農園』の商品の販売を検討させていただいています、という記事でございます。



本田農園
熊本県上益城郡山都町柚木806











0 件のコメント:

コメントを投稿