現在発売中の雑誌『mocos』に併設の足つぼマッサージ店である『MU』の自社広告が出ています。
これで今年は計4回掲載させていただいたことに。
僕も以前編集の仕事をしていたので分かるのですが、普通こういう広告というのはどこかの編集社に取材や制作を頼んだりして創り上げていくことがほとんど。お店のコンセプトだとか訴えたいことを何度も話し合い、ラフを出してもらって創り上げていくわけです。
でもまぁ実際考えてみると、自分を含めた今のブレインであれば、ひとつの広告を創り上げることはできるわけだし、誰かに頼むよりもその方が面白いものができるであろう、というか、あんまりそういうことやっているひとたちも周りにいないし、だったらやる価値があるのではないか、ということでやってみたわけです。
どれもデザイン、イラストは上妻勇太君、文章は僕。最初に『MU』の方の経営者である奥さんと打ち合わせをしつつどんな感じにしようかと話し合い、文章とデザイン、イラストに落とし込んでいきました。
それで実際のところ、広告の反響はというと・・・うーん。支払ったその金額に対してどこまでペイできているかと言われるとなかなか難しい面がありますが、記事をご覧になって来られたお客様が何名もいらっしゃったのは確か。そして何より大切なのが、いらっしゃったお客様のほとんどがしっかりこの広告記事を読み込んだうえで、そしてあるひとはそのインパクトのあるデザインに惹かれて、ご来店されたということ。そこが僕らにとっては何より大きかった、かなと。
というのは、正直どの記事も案外と文章は長く、どちらかといえば広告としてよくあるような客寄せの耳辺りのいいものというよりかは、うちの店のコンセプトだとか、うちの足裏は正直痛いです、なんてことをクドいぐらいにわざとはっきりと打ち出したわけで。デザインだって媒体としては女性向けの雑誌なのに、そんなことをあまり(意識的に)捕われず、もう自社でやるんだからやるだけやっちゃおう、と。もう最初っからそこを理解してくれている方にこそ、来て欲しいと思っていたわけです。
これは雑貨の方にも言えることですが、やっぱり最初から本当の意味でこちらのやりたいことや伝えたいことを理解していただいたうえで来られるお客様というのは、もうその時点でスタートというか、関係性が全く違うのです。もしかするとその時点で、これらの広告を読んで少しでも腑に落ちた時点で、もうすでにお互いのお付き合いは始まっているのかもしれません(そして僕は雑貨のことでいえば展示会のたびに創るDM、お便りがその役目を担っているのでは、とぼんやりと考えています)。そこから実際お会いしてどう関係性を深め、そして他のお客様に繋がり普及していくか、そこはお店の力だし、スタッフひとりひとりの力といえましょう。もちろん今のこの時代に、そんなある意味硬い考えで果たしてお店がどこまで廻っていくのかどうか僕には知る由もありませんが・・・まぁショッピングモールや大手のお店と区別し、違ったことをやっていくためには、これも一理あるかと、そう信じてやっているわけです。って、相変わらず、あんまり自信はありませんけども。
最新号の『mocos』、ぜひチェックしてみてください。
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