2013年9月3日火曜日

krank

福岡の警固にある『krank』でベルギー製のカウンターを注文。
サイズは考えていたものよりもちょっと小さめだったけど、実際見てみてすごく気に入ったし、もうすでに他人のものとは思えないような“しっくり感”があったので決めた。

何よりかにより、自分はこのお店の商品が絶対に欲しかった。もっというと、このお店に少しでもお金を落とし、繋がりが欲しかったというべきか。そう思わせるくらい、この店は自分にとって特別な存在だ。






エレベーターをぶち抜いてどでかい植物が植えてあったり、お店のいたるところに配置された文字通り“血の通った”ディスプレイであったり、一回屋上に上がってから二階の洋服店に降りていく愉快な仕組みだったり。看板はほとんどなくて、外からみると愛想はないようだが、一旦中に入るとそれはそれは幸せとスマイルを与えてくれるチャーミングで繊細な接客だったり…。





言い出せば切りがないけど、初めてこの店に入った時、あまりの素晴らしさに文字通り言葉を失って、「こんな店が世の中に存在し、人に創れるならば、自分も何かしらできるのではないか」と勝手に希望をもらったくらいだ(そしてこころから嫉妬したのだけど)。言うまでもないことだけど、そんなものを与えてくれる店は生涯でそうそう出会えるものじゃない。価値観が変わるとはこういうことをいうのだろう。

自分の店はどう転んでもああいう風にはなれないと思うけど、『krank』のカウンターがあることで、ほんの少しでもあの店に流れる特別な何かがちょっとでも滲みでればいいなとも思っている。


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