2014年7月6日日曜日

灯台下暗し




『漆工藝 宮城壮一郎 展示会 2014 7.4(fri)-7.20(sun) 』
 そもそも漆ってなんか格調高し、というか、しゃっちこばった、というか、手が掛かる、みたいなイメージがありますよね。特に最後の「手が掛かる」というのは気になるので、創り手の宮城くんに聞いてみたんですが、答えは至極あっさりと「NO」だと。大本の話からすれば、そもそも土台としての木の器がありますわな。それをただただ使っているとやはり劣化がはやくもたないと。だからこそ漆をコーティングすることによって、より末永く使えるようにするわけで。だのに手が掛かって仕方ない、なんていうのは本末転倒だというわけですね。普通に洗って拭いてくれれば問題ナッシンですよ、と。ま、もちろん漆といっても様々な技法があるので一概には言えないかもしれませんが、根本的に頷ける話でじゃないですか。なんか目からウロコというか、灯台下暗しというか、諸行無常というか。ま、とにもかくにも僕らの生活にもっと漆を取り入れてもいいのでは、しかもほらこんなにかっこよくて使い勝手良さげな器もあるし、と日曜日の朝から鑑みるわけであります。※ボール/11800円+TAX(photo:hisatomo.eto)

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