2014年7月8日火曜日

固くてこわばった既成概念




『漆工藝 宮城壮一郎 展示会 2014 7.4(fri)-7.20(sun) 』
 メタリックな色合いが眩しい「盆」。こちらは直径21.5センチの小サイズ。普通のお盆としてだけでなく、自分だったらデザートとか果物とか、普通に焼いたお肉とか盛っちゃいそうです。それにしても以前ポストした宮崎で撮った動画、観ていただいたでしょうか。もうまるで従来の“職人像”を遥かに覆す宮城くんのお姿。凄いですよねぇ。というか、そもそも職人なんていうものを勝手にイメージ付けちゃってるのはこちら側であって。創られるもの、がすべてであり。固くてこわばった既成概念みたいなものに対し、内側からグニャリとえぐり出すことも創り手の成すべきことかもしれないのでありまして。この漆らしからぬ作品共々、いかに自分から視野を狭めた物の見方をしていたかを僕自身思い知らされたわけであります。というか、工房内でいつもかかってる音楽がちょっと苦手な激ハードコアだったのにもかかわらず、浴びてるとだんだんOKになっていく不可思議さも忘れずに記しておきたい所です。
※盆(小) 11,400円+TAX

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