『DayDreamDays Minoru Hiratani Exhibition 2014.7.28(mon)~8.15(fri)』
DOLL、ドール、人形、ぬいぐるみ…。平谷氏の創るこれらの作品たちは、元々洋服屋に勤めていたとき、ジーンズの裾上げの時に出る端切れなんかをなんとかできないかと、あれこれ創っていた時になにかに導かれるようにできたもの。初めて一体目ができあがった時の、創作トリップ具合というか、導かれ具合はそりゃ凄まじいものであった、とアーティスト自身も語っておりました。が、なんだかこの呪術的でサイケデリックなドールたちの表情を見ればそれは自ずと納得できようというもの。ぬいぐるみによっては生地の色を染めたり抜いたり、そしてそれをまた抜いて染めたりと、いったん創作の渦に入り込んだらなかなかもう抜けられないものらしく。よく見ると耳が両方で違ってたり、僕なんかは“自由”なんて陳腐な言葉が浮かんでしまうのですが、それより何より、生まれて半年になる赤ん坊をこのドール(特に左の子)に近づけると、まるで彼を親しい友人であるかのように「きゃっきゃ」と笑って何やら会話をしていて。何よりそれがいちばん素晴らしい何かを表しているように思えてならないのです。※オーダー制:3万円+TAX
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