ここ最近、連続でポストしていた革ブランド『oma(オーマ)』のご紹介もいよいよ終盤。「がま口」以外で入荷しているのがこのクラッチポーチ。決して押し付けがましくないワンポインツの真鍮フラワーがこのブランドの品の良さを浮き彫りにしているようで。ブラックとマーガレット模様があり、特にマーガレットは革自体の生産終了のため、希少。以前も書きましたが、使用するたび、表面のワックスが革と馴染んでいき、濃い色味へと変わっていきます。ブラックの表面の白はそのワックス。『oma(オーマ)』の高橋さんが革を仕入れているイタリアの革屋さんに、「何をイメージしているの?」と尋ねたところ。ある日、ふと家のクローゼットから、昔おばあちゃんが使っていた古いバッグが出てきた。それを見つけた家族が「これはまだ使えるよね」と、ぽんぽんと優しく埃をはらった情景が頭に残っているんだ、と。そう。霧状のワックスは、そんな味のある、おばあちゃんのバッグをイメージしているのです。新しきものと旧きもの。産まれるものと育ちゆくもの。きっと終わることのない、不可避で素敵な何か。そんな想いが詰まっているのかもしれません。(フラワー、ブラックともH190mm×W280mm×D80mm:17280円)
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